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「書き殴り」や「想い出のバックアップ」のコーナー

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花火

私が大型スーパーマーケットのチェッカーアルバイトで働いていた頃の話。毎年、夏の数少ない定休日に各部門ごとにレジャーに行くイベントがあった。

家庭用品部門専属のチェッカーだった私は1年目はその部門のキャンプに御呼ばれしたのだが、2年目は本家チェッカー部門にも御呼ばれしてしまう。体は二つない。結局押され負けしてチェッカーの海水浴キャンプへ行くことに。

仕事が終わってから出発だったので海に着いた頃は真夜中。食事の後すぐお決まりの花火大会。店で売れ残ってる花火を大量に持ってきてるらしい。酒の勢いも手伝って無茶する奴が多い。私も人のことは言えず、打ち上げ花火を、まるで自由の女神かってくらいに片手で持ち遊んでいた。

あれは20連の打ち上げ花火三本目だったろうか。一瞬の出来事だった。手に持っている打ち上げ花火が火をつけたにも関わらずなかなか上がらない。私は当然のように打ち上がるまで待っていた。なんで?と思う間もなく花火は私の右手の中で暴発!握り締めていたはずの手がパーに開いた!

「痛い!」と思う前に私は指の数を数えた(笑。1,2,3,4,…5、あったぁ〜。と安心した瞬間手のひらがしびれ始める。急いで海辺へ走り手を海水へ入れるが、水温は温くて痛みが増すばかり。手のひらを明るいところで見ると皮膚がカピカピになってる…。

うなだれながら車へ向かってるとアイスボックスがあった。そうだ、キャンプなんだ。アイスボックスを開けると大量の冷えたビール!これで冷やそう!しかし半分凍っているせいか缶を握り締めるとジンジンしびれてくる。感覚が麻痺しても我慢しながら夜が明けるまで握り締めていた。夜明けまで使ったビール缶は凍っていたおかげで三缶。この処置のおかげで火傷したとは思えないくらい回復していた。

この日以来、私は花火が怖い。

(2000/06/27)

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