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コラムるべ !!
「書き殴り」や「想い出のバックアップ」のコーナー

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みかん

私はみかんが大好きだ。アルバイトで青果部門にいた頃は外で果物を売っていて、みかんのシーズンには「売る本人が味がわからないとイカンな!」と食べまくった。おかげでみかんを見る目は誰にも負けない自信がある。そんな大好きなみかんにもイヤな思い出があったりする。私が中学三年生の頃の話。事件は放課後の掃除が終わる直前に起こった。この事件に関わった人物は「アラライ」「コニチョ」「エーリン」「私」。

突然アラライが「何よコレ、コニチョ!!」と叫んだ。見てみるとアラライが給食のミカンを手に持っていた。しかし今日は給食でみかんは出てない。しかし机を並べようとコニチョの机を運んでいたらそのみかんが転がり出てきたとアラライは言う。

コニチョは数日前に出たみかんを残して持ち帰るのを忘れたようだ。しかし、そのみかんが腐りかけていた為アラライは少しコニチョを冷やかしていた。冷やかすのにも飽きたアラライはそのみかんを捨てずにコニチョの机に戻した。冷やかされてムカついていたコニチョはそのミカンをアラライの机に入れた。それが悲劇の始まりだった。

お互いの机に入れ合う戦いは数分続いた。いつもアラライと一緒に帰っていた私とエーリンはその光景を笑い転げながら見ていた。なかなか終わらない戦いに痺れを切らしたのか、誰かが「みかん捨てたら?」と言った。「よし!」と言ったアラライは窓を開けた。そして一歩、二歩と後ずさりして窓から正反対の位置まで行き「よ〜く見てろよコニチョ!」と言い放ちみかんを窓の外めがけて投げた!ビューーン!彼は野球部だった。

ここは二階。みかんは見事に冬の寒空めがけて飛んで行った。その数秒後「誰だー!」と怒鳴り声がした。そうだ、下には教員の駐車場があったんだ。結構離れているのだが野球部だったアラライはそこまで飛ばしてしまったのだ。教室の誰もが青ざめた。外の状況を見たいが今ココから覗けばどのクラスの生徒が犯人かバレてしまう。声から判断すると野球部の顧問の先生のようだった。

私とエーリンは状況を確認する為に三階の他のクラスの窓から恐る恐る覗いてみた。まだ怒っている。どうやらその先生の車のミラーに当ったのか、その辺を気にしていた。私とエーリンは急いで学校を抜け出そうと走った。玄関に差し掛かったその時、さっきまで外にいたはずの先生が目の前にいた。私たち二人の慌て様を見て勘違いし、無実の私たち二人の首根っこを掴み「おまえらだな〜!」と職員室に連衡された…。ゲンコツまで食らいました。

(2000/07/02)

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