cyber zone : Produce by Yuuki
BACK

cyber zone
コラムるべ !!



世紀の対決?ピラニア vs 雷魚

私は中学生の頃に熱帯魚を飼ってました。現在では熱帯魚は何も飼ってませんが今でも好きです。

でも最初は好きで飼ったわけではなかった。ある日、同じクラスの「ノブちゃん」が突然私の家へやってきてピラニアを見せてくれたのだが、「俺、もう要らないからおまえ水槽ごと買いとってくれよ」と言って無理やり押し付けられたのがキッカケだった。

ノブちゃんと一緒にもう一人ピラニアを買った奴がいて(誰か忘れた)、私がノブちゃんから引き取った情報を掴んでそいつまで私の水槽にピラニアを入れていった…。今まで熱帯魚を飼った事のない私がいきなり二匹のピラニアを飼うことになったのだった。

ピラニアといっても「川口ひろしの水曜スペシャル(ふ、古っ(笑)」やムツゴロウさんの番組に出てくるような体調数十センチ以上あるようなデカイものではなく、鑑賞用の七センチ程の大きさだった。

しかし、さすがに肉食のピラニアだけあって金魚などのエサを入れるとその周りをぐるっと回って腹にガブリって感じであっという間に食い尽くしてしまう。その後、私もだんだんピラニアだけでは飽きてきて水槽に敷居をして隣にネオンテトラやエンゼルフィッシュなどのメジャーな鑑賞用淡水熱帯魚を飼うようになった。

しかしピラニアのエサ代は高くつくのである。ちょっとエサをやらないでいると敷居を飛び越え隣の熱帯魚を食べてしまうことがしばしばあった。コイツは私が見てないのを狙って隣に飛びこむのだ。そのときのピラニアの満足げな顔といったらもう(笑)。

私はエサに困らないように少し離れた神社の立ち入り禁止の沼で大量にサンショウウオを採って来てそれをエサにする事にした。しばらくエサに困ることはなかったが、次第にサンショウウオを採りに行くのが面倒になってくる。

自分の手で殺すことはできなかったので私はエサをやらなくなった。それでもピラニアは一ヶ月生き延び共食いをして一匹が生き残った。そんな時「ヤマさん」という友達がどこかで「雷魚」を捕まえてきたと言って私の家にやってきた。

「なぁ、ピラニアと雷魚ってどっちが強いかなぁ。おい勝負させてみるべ!」と言った。確かに雷魚も強い魚だ。私はピラニアがこれで負けて食べられてしまえばラッキーと思ったし、中学生の魚好きから見ればスゴイ戦いに思えた。

ヤマさんはピラニアの水槽に雷魚を離した。ギャラリーにはあのノブちゃんもいた。いよいよ世紀の対決「ピラニア vs 雷魚」が幕を開けた。どんな戦いになるのだろう。みんな釘付けだ。

しかしいくら待っても一向に戦う気配がない。お互い水槽の端へ逃げて近づこうとしないのだ。どこが世紀の対決じゃーって感じでお開き。結局ピラニアは餓死する運命となった。

(2000/08/21)

BACK

cyber zone : Produce by Yuuki