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恐怖のビニールクロス 〜青いイナズマ♪


ビニールクロス。戦隊物の必殺技の名前じゃないよ(苦笑)。テーブルクロスです。素材がビニールのテーブルクロスです。


このコラムでさんざん出てくる私の勤めていた大型スーパーマーケットでの話。家庭用品コーナーに配属されていた私はその事件の日は家具コーナーを担当していた。


みなさんは見たことありますか?テーブルクロスがロール状になっていて、それがパイプハンガーのようなものに沢山飾られてるの。店員はお客さんが「このクロス、●●メートルちょうだい」と言われると長さを測りクロスカッターと言う専用の備え付けカッターでキレイにカットするんです。

このクロスカッターはそらくアルミニウムなどの軽い鉄製でできてます。そして、テーブルクロスの中にはビニール素材のものが結構あるのですが、ロール状のクロスをカッターに挟んで引っ張るとカッターとクロスの素材の影響で結構な静電気が発生します。

静電気に弱い店員がいたりするのでクロスカッターの横には台所用のゴム手袋を置いてあり、それを付けると完全ではないにしろ感電を防げます。最初の頃はゴム手の存在を知らず静電気にビビリながらカットしていたものです。


私は忙しい時はスピード優先であまりゴム手をしなかったんですよ。静電気には強い方だったんで。たまにビリっと来ますが結構耐えられるし、逆にそれがお客さんに受けるので狙ってたというのもあります(笑)。

しかし、ある日から私は必ずゴム手を付けるようになった。


いつものようにお客さん(品の良い奥様)に「クロス欲しいから切ってもらえるかしら?」と頼まれたので早速クロスの売り場へ。


「どのクロスですか?」
「あ、この透明なビニールの」
「どれくらい必要ですか?」
「えっとね、ちょっと多いのよ。5メートルくらいもらえるかしら?」
「はい、かしこまりました」

5メートルか。多いねぇ。普段は一人1メートルとかだからな。しかもこの透明のクロスは一番静電気が発生しやすいんだよな。と思いながら私はゴム手を付けずにクロスを引っ張った。バリバリっと静電気が発生しているのがわかる。

そして5メートルを測ってクロスカッターに手を伸ばした。カッターに触れる5センチ手前で
「バチバチッ!」と言う音と共にカッターと私の手の間にイナズマが走った!実際に青いイナズマのような閃光が見えたほどの凄まじい静電気が。


私はそのあまりの衝撃と驚きでその場にしりもちをついた。お客さんが「あ、あの…、大丈夫ですか?」と苦笑いしてる。私は精一杯の作り笑いで「だ、大丈夫です」と言ったもののなかなか立ちあがれなかった。

そこへ年下の女性社員が通りかかり、座りこんだ私を見て近づいてきた。


「どうしたの?」
「あ、いや、クロスの静電気がさぁ〜」

やっぱり他の店員の目も気になってきたので私はなんとか立ちあがった。そしてその女性店員が「んも〜、何やってるのさ〜」と私の肩に触れた瞬間…、

バチバチッ!

私の肩に触れた彼女も感電した(笑)、が触れられた私も再び電気が走り二人で座りこんでしまった。私の体にはかなりの静電気が帯電していたようだ。お客さんの目がテンになっている(爆)。

女性店員と目を見合わせしばらくの沈黙の後「な、スゴイだろ!」と私が言ったのをきっかけに笑いが止まらなくなった。お客さんも笑ってる。笑うしかないじゃん(笑)。

会計をしてお釣りをお客さんに渡す時、「あっ!ボクに触ると感電するかもしれないですね」と言って、お客さんに手を開いてもらい私は上から手のひらに小銭を落とすように渡した。お客さんにウケたので少し元気が出た(笑)。


静電気を肉眼で確認したのはこれが最初で最後だ。まるで青いイナズマ!

その日以来私はちょっとした静電気でも恐くて…。

(2000/12/07)

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