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19's クリスマス 〜 鉄柱にダイブ


19歳のクリスマスの出来事。


大学一年の時、軽音楽サークルの仲間の男3:女4のグループでクリスマスパーティをやることに決定。一泊二日で近くの温泉に行くことになった。

クリスマスイヴ1週間前くらいにその仲間のKちゃん(女性)の家で集まってパーティ当日の会議。「車を誰が出す?」とか「何かイベントやる?」とかイロイロ話し合った。

車は男性陣は私とつるぢ(コラムるべNO.22参照)、女性陣はCちゃんが出すことに。そして、イベントとしてみんなが一つずつプレゼントを買ってきて一つにまとめ、それをなんらかの方法で順番にゲットする「プレゼント交換」をすることに決定。


話がそれるが、「プレゼント交換」のことを「クリスマス交換」と言う人がたまにいる。クリスマスを交換するのかい?(笑)


クリスマスイヴ前日、プレゼントをまだ買ってなかったので買いに行く事に。その時私はKちゃんにTEL。彼女もまだ交換用のプレゼントを買っていないと言う。

「プレゼント一緒に買いに行こうか」
「うん、いいよ!」
「んじゃ、●●(本屋)で待っててよ、今から迎えに行くから」
「うん、わかった」

私は当時Kちゃんが少し気になる存在だった。お嬢様で、品が良くて、いつも笑顔で…。気持ち少し浮かれながら車を発進。


この頃はスパイクタイヤ全盛期でした。スタッドレス時代の今から考えると信じられないくらい、その頃の道路にはわだち(溝)が深く刻み込まれる。

免許を取って初めての冬道、そして憧れのKちゃんを迎えに行く浮かれた心境、という状況がこの事件を生んだのかもしれない。


国道の大きな十字路にさしかかり、左に曲がる為にわだちからタイヤを外す為にハンドルを少し切った(溝が深いのでわだちから出ないと曲がれないのだ)。

その時、車は急にグリップを失った。車体が斜めに傾く。もう私の手に負える状況ではなかった。もう止まらない。(ちなみに時速40kmくらい)


もうだめだ!

私はとっさに雪山を探した。雪の山に車体を突っ込んで無理やり停めようと思ったのだ。しかし、このあたりはキレイに除雪されていて雪山がない…。

次の瞬間、街路樹が見えた。多少車体が痛むが、もうこうなったらコレにぶつかって停めるしかない。無理やりドリフトしながら街路樹へ突進!

バキバキ!

街路樹にぶつけたのは計画通りだったが、車体の側面だった為に街路樹をなぎ倒したあともまだ車は止まろうとしなかった。車は方向を変え更に進む。次の瞬間目の前に見えたのは鉄柱だった!

ドッカーーーーーーン!


車が滑ってからここまで約数秒。

ものすごい衝撃と共に車はようやく止まった。鉄柱と正面衝突だ。頑丈な鉄柱が揺れていた。エンストしてもカーステレオからは音楽がむなしく流れていた(この時何故か中森明菜を聞いていた)。私はシートベルトは必ず着用する主義だったので命拾いした。

ハッと我にかえった瞬間考えたのが、「Kちゃんを迎えにいけない…」だった(笑)。

周りを良く見てみるとそこは中古車屋だった。中古車屋の主人が「なんだなんだ?」って顔しながら近づいてくる。とりあえずプレハブの事務所に入れてもらう。

話をしているうちにその中古車屋の主人の娘さんが私の弟と同級生であることが判明した。そのおかげか、ご主人は倒れた街路樹をブルドーザーで撤去してくれて(これ、公共物だから罰金取られるんだよね)、事故車を中古車屋の空きスペースに置いてくれ後日修理の見積もりをしてくれると言ってくれた。修理費がかさむなら無料で廃車にしてくれるとも言ってくれた。

さらに運が良かったことが判明。鉄柱のその奥には新古車が置いてあったのだ。鉄柱がなかったらコレに衝突していたのだ。アワワ…。


事故ったのは不運だったがそれ意外はツキまくりである(笑)。


安心したところで思い出した。この車、親父のなんだよね(汗)。しかも親父は三ヶ月の出張中。修理費がかさむようだったので廃車を頼んだ…。後日その中古車屋でハチロクを購入。そして出張中の親父に報告(笑)。


え?あぁ、Kちゃんのことね。事故の後、帰宅してTEL。状況を説明。彼女も待ち合わせの場所まで行ったが生理痛がひどかったのであまり待たずに帰宅したそうだ。でも,今考えると彼女は私に気を使ってそう言ってくれたのかもしれない…。


温泉へは車2台あれば大丈夫!と思っていたら、Cちゃんが風邪を引いて欠席。つるじの車一台に6人無理やり同乗。すし詰め状態で温泉に行った(笑)。


う〜ん、これは好きな女性と過ごした時よりも忘れられないクリスマスの思い出である。


(2000/12/24)

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